「クラブを握らないと上手くならない」と思っていませんか?実はそれ、半分正解で半分は誤解です。
ゴルフスイングは「体の動き」が8割以上を占めるとも言われており、家トレ×素振りの組み合わせは上達への近道です。
今回は、前回紹介した家トレ(ツイスト・スクワット・プランク)と相乗効果を発揮する“素振り練習3選”をご紹介。
しかも、ゴルフクラブを使わずに、狭い室内でもできる内容なので、育児中のパパママや仕事が忙しい方にも最適です。
- クラブなし素振りのメリットとは?
- 練習①「タオルスイング」〜体の連動性UP
- 練習②「シャドースイング」〜理想フォームの定着
- 練習③「壁ピタ素振り」〜インパクトゾーンの安定
- 家トレとの組み合わせ例
- 子どもと一緒にできる工夫
- まとめ|クラブがなくても上達できる!
クラブなし素振りのメリットとは?
クラブを使わない素振り練習には、実は多くのメリットがあります。
- ①狭い空間でも安全にできる:室内でもOK ぜひお子さんと一緒に!
- ②正しい体の動きを再現しやすい:重さがない分、軌道・リズムに集中できる
- ③反復性が高く、習慣にしやすい:毎日5分でOK!
つまり、体の使い方を覚える“型トレ”として最適なんです。今回はそこに、前回の家トレで強化した「捻転力・下半身・体幹」をリンクさせていきます。
練習①「タオルスイング」〜体の連動性UP
●目的:腕に頼らない“身体全体”のスイング習得
やり方:
- バスタオルを両手で持ち、ピンと張った状態で肩にかける
- 前傾姿勢をとり、ゴルフスイングのように肩を回す
- 腰を先に回してから肩が追従するイメージでスイング
- 左右各10回×2セット
ポイント:
- 腕の動きに頼らず、下半身主導で回す
- お腹(腹斜筋)をひねる感覚を意識
効果:
体の“連動”が自然に身につくので、飛距離アップにつながる地面反力を活かしたスイングに進化します。
練習②「シャドースイング」〜理想フォームの定着
●目的:スイング全体の再現性UP
やり方:
- 鏡またはスマホのインカメを使って構える
- グリップはなしで素手のままスイングを再現
- 前傾・手の位置・体の回転をチェックしながら10回×2セット
ポイント:
- 「スロー」で動かす→フォームを“体に覚えさせる”意識
- できれば前回の「ワイドスクワット」と組み合わせて行う
効果:
自分のスイングのクセやブレを視覚的に確認→修正できる練習です。フォームの“軸”が固まり、芯で打てる確率がアップします。
練習③「壁ピタ素振り」〜インパクトゾーンの安定
●目的:手打ち防止・インサイドイン軌道の習得
やり方:
- 壁の近く(10〜20cm前)に立ち、素振りの体勢
- 壁に当てずにインサイドから振り抜く意識で素振り
- 片手素振りもおすすめ
ポイント:
- 壁に当たる=アウトサイドイン
- 当てずにスイングできれば、理想の軌道
効果:
「ヘッドの軌道がズレて飛距離ロス…」という悩みに直結。壁を利用してアウトサイドインを矯正できます。
家トレとの組み合わせ例
以下のように組み合わせると、筋肉の使い方→実際のスイング動作へと自然にリンクします。
- ゴルフツイスト → タオルスイング
→捻転+肩と腰の連動が強化 - ワイドスクワット → 壁ピタ素振り
→下半身主導で安定したインパクトに - プランク回旋 → シャドースイング
→体幹を使ったスムーズな回転が可能に
子どもと一緒にできる工夫
- タオルスイング:一緒に「せーの!」で回すゲーム風に
- シャドースイング:動画を撮って「どっちがフォームきれい?」対決
- 壁ピタ:当たらなかったら「スタンプ1個」などご褒美制
親が楽しんでいる姿を見せると、子どもも自然と参加してくれます。
まとめ|クラブがなくても上達できる!
クラブがなくても、体の動かし方を正しく覚えれば、ゴルフは確実に上達します。
今回ご紹介した3つの素振りは、前回の家トレと組み合わせることで飛距離UP・安定性UP・怪我の予防といった相乗効果が得られます。
1日10分でも、習慣にするだけでスイングは劇的に変わります。「今日はどれにしようかな?」と迷えるくらいがちょうどいいんです。
✅次回予告
「“たった1本のクラブ”だけで上達!?8番アイアンでできる家練習法」
次回はクラブを使うステップアップ編。使用するのはたった1本「8番アイアン」のみ。
室内や庭でできるシンプルな練習法をお届けします。